栄養バランスがとれた食事を

愛犬を長生きさせる食事で一番大切なのが 栄養バランスの良い食事内容です。タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルの5大要素を効率よく与えてあげましょう。

 

栄養素それぞれの摂取バランスは、人間とほぼ同じですが、タンパク質を少し増やして脂質を減らしてあげるとベストです。具体的には、タンパク質25%、脂質15%、炭水化物60%が理想的です。

 

普段から総合栄養食と表示されているドッグフードを与えている場合には、栄養バランスがとれていますので深く考える必要はありません。「運動量が多いならタンパク質をプラスする」「関節が弱いならグルコサミンコンドロイチンサプリを」等といった考え方でOKです。

 

ただし、ドッグフードによってはなんだかよくわからない成分が入っているものが多いのも現状です。飼い主さんは、与えているドッグフードにどんなものが入っているのか、その成分はどんな働きがあるのか知っておく必要があります。

 

また、手作りドッグフードの場合には、ドッグフードに比べて栄養バランスを維持するのが難しいという側面があります。毎回しっかりと計算されているのであれば問題ありませんが、一種類でも足りない栄養素がありそれを長く与え続けると犬の健康に影響してしまう可能性もあります。大変ですが飼い主さんは十分注意してあげるようにしてください。

 

フィラリアは予防可能な病気です

犬のフィラリア症とは、フィラリアという寄生虫が蚊を感染経路として犬の心臓に寄生し循環器障害、呼吸障害を起こす病気のことです。主な症状は、咳、息切れ、腹水、むくみなどがあります。

 

咳や息切れは初期症状としてあらわれるものですので、夏の蚊が多い時期に愛犬が咳を繰り返すときはフィラリアを疑ってください。

 

フィラリアの原因を断つのは難しいですが、感染幼虫をもった蚊に刺されても感染しないように予防することは可能ですので、飼い主さんはしっかりと対応してあげてください。今はフィラリアは100%予防できるとまで言われています。もし、犬がフィラリアにかかった場合は飼い主さんの責任と言われても過言ではありません。

 

予防には、注射と投薬があります。どちらにもメリットデメリットありますので、かかりつけの獣医と相談しながら決めていきましょう。なお、蚊取り線香を焚いていても感染幼虫をもっている蚊に刺されてしまったら感染してしまうので完全に予防することはできません。

 

身体をなめる回数が増えたら皮膚病チェック

普段、愛犬が身体をかいたりなめたりすることがあると思いますが、 その回数が増えたとき飼い主さんは注意してあげてください。 見た目は毛におおわれて気づきにくいかもしれませんが、 何らかの皮膚病を起こしているかもしれません。

 

犬の皮膚炎には、細菌性皮膚炎、真菌性皮膚炎、ノミによるかゆみ、 アレルギー性皮膚炎、接触性皮膚炎などたくさんの種類があります。

 

ワンちゃんに皮膚の異常を見つけたら、それ以前に何か環境の変化がなかったか思い出してください。 例えば、アレルギー性皮膚炎ならドッグフード、接触性皮膚炎ならシャンプーを変えたりすることで症状が出ることがあります。

 

真菌性の皮膚炎については、健康な犬の場合発症することは少ないので、普段からビタミンC、オメガ3脂肪酸など免疫力を低下させない食事を与えるようにすると良いでしょう。

 

ワンちゃんに変わった様子がなくても、ブラッシングの際に皮膚病チェックを一緒にしてあげると安心です。

 

犬にチョコレートを与えてはダメな理由

犬にチョコレートを与えてはダメということをほとんどの愛犬家の方はご存じたと思います。では、どうしてダメなのでしょうか。

 

人間にとってチョコレートは甘くておいしいものですが、犬には中毒を起こしてしまうもの。この原因はテオブロミンという成分によるもので、チョコレートの他ココアやそれらの加工品に多く含まれます。

 

チョコレート中毒の症状は?

このテオブロミンを犬が摂取すると、大脳や呼吸器、心臓、筋肉を異常に興奮させ下痢、嘔吐、発熱、、神経障害、多尿、口渇、ふらつき、腹痛、痙攣などといった症状を引き起こします。最悪の場合命を落としてしまうこともあります。

 

チョコレートを食べたらすぐに症状が出るというよりは、数時間(最長12~3時間程度)経ってから現れるので少量でも愛犬が食べてしまった場合は、一定の時間様子を見るようにしてあげてください。

 

チョコレートの致死量は?

中毒症状があられるテオブロミン摂取量は体重1kgあたり50~100mg、致死量は250~500mgと言われています。量に差があるのは体の大きさに比例するとされています。

 

ただ、チョコレートに含まれるテオブロミンの量はメーカーによってばらばらでパッケージにも表示されていないので「チョコをどれくらい食べたら危険か」とはっきり言うことはできません。

 

とはいってもどれくらいか知りたいという飼い主さんも多いと思いますので目安の量だけ書いておきます。下の量は致死量ではなく症状が現れる危険量になります。

 

5kgの小型犬・・・ミルクチョコレート1枚(60gの板チョコ)
20kgの大型犬・・・ミルクチョコレート6枚(60gの板チョコ)

 

ダークチョコレートになるとテオブロミンの含有量が増えますので危険量は少なくなります。対してホワイトチョコレートにはテオブロミンの含有量が少ないため、中毒を起こすことは少ないとされています。

 

テオブロミンは摂取量に関犬なく少量でも症状を起こすことがあるので、愛犬が誤飲した場合はすぐに吐かせるなどの対応をとってください。食べてから時間がたってしまった場合には様子を見守り、念のため獣医に相談することをお勧めします。

 

 

タンパク質の働き

 

タンパク質は、犬の軟骨、筋肉、皮膚、毛、ホルモンなどからだのあらゆる組織を構成しています。これは人間と同じでからだはたんぱく質によってつくられているといっても過言ではありません。

 

特に肉食動物である犬にとってタンパク質はとても大事な栄養素で、ドッグフードも「高タンパク」をアピールするものが多くなっています。筋肉質な犬、活動量が多い犬ほどたんぱく質を多く摂取する必要があります。

 

そして、量と同じくらい大切なのがたんぱく質の質。より良いものを与えるようにしてください。ドッグフードの場合はパッケージの裏面の栄養表示の確認、手作りの場合はなるべく新鮮な肉や魚を与えると良いでしょう。

 

また、可能であれば肉、魚、卵をバランスよく摂取できるような食事を与えることをお勧めします。栄養表示確認の際には、原料原産国チェックも忘れずに。