愛犬を長生きさせるのに適切なえさの量その2

以前「愛犬を長生きさせる給餌量は?」でエサの量についてお話ししましたが、今回は手作りのエサの量について書いていきたいと思います。

ワンちゃんのために手作りごはんを作っている飼い主さんは、1食の量はどれくらい与えていますか。もちろん手作りご飯も固形のドッグフードと同じように健康に長生きする適切な量があります。

計算方法は様々あるのですが、一番わかりやすいのがBARFダイエットの計算。ここでは、成犬の場合の給餌量の目安を「犬の体重の2~3%」としています。

計算すると、10kgの犬の場合は200g~300g、15kgの犬の場合は、300~450gということになります。ワンちゃんが欲しがっても最初はこの量で与え続けてください。

その後、体重を測り続けて極端に減ったり増えたりしたらその体重に戻るように量を調整しながら与えてください。

手作りフードの場合は、えさの分量の他、栄養バランスも考えないといけません。例えばタンパク質の場合は、体重1kgあたり4~4.8g必要とされています。人間が1kgあたり1~1.2g必要なので約4倍になります。

一つ一つ計算するのが面倒という場合は、今まであげていたドッグフードの栄養成分表に習ってつくってあげてください。ミネラルやビタミン表示もされていると思いますのでしっかり見てあげてください。

過去にご自身のダイエット経験がある方は割と簡単にできると思いますが、そうではない方はちょっと複雑で大変な計算になると思います。

最初はきっちり測れなくても慣れてくればメニューのレパートリーも増えて簡単に作れるようになりますので、諦めずに頑張ってください(^^)

愛犬が餌を食べない時の対処法

愛犬が餌を食べない時の対処法ですが、まずはなぜ食べないのか原因を知る必要があります。

まず考えられるのは味が好みではないということ。今与えている餌に変えてから食べなくなったというときには、まずこの理由を考えてください。

今までおいしそうに食べていたとしても味に飽きてしまったということもありますので、いったん他の餌を与えるといいでしょう。

また、味が好みでも一粒のサイズが大きすぎて食べにくいということも考えられます。飼い主さんの方で潰したり砕いたりして与えてみるのも一つの手です。

次に考えられるのは、運動不足とおやつのあげすぎです。運動不足だと消化が遅れて食欲が出ないことがあります。おやつについては基本的にはあげる必要がないものですが、ワンちゃんが欲しがるとどうしてもあげたくなりますよね。

しつけをするときにも場合によってはおやつが必要になるので、気づかないうちにあげすぎていたということになっていることもあります。

ワンちゃんにとって摂取すべき1日のカロリーを計算しなおして、おやつをあげすぎていないかもう一度確認する必要があります。

以上の対処法でワンちゃんの食欲不振が解消しない場合は、ドッグフードを温めて与えてみてください。人間のご飯もそうですが冷たいものより温められたものの方がにおいが強くなります。

ワンちゃんの嗅覚は人間よりも発達しているので、においを強くすると食欲がわいて食べやすくなります。

その他犬の食欲不振の対象法については、「食欲不振の犬の場合」で詳しくまとめられていますので、こちらで確認してください。

ワンちゃんがご飯を食べないのにはちゃんと理由があるので、飼い主さんは時間がかかっても理由を探し出してあげてください。

栄養バランスがとれた食事を

愛犬を長生きさせる食事で一番大切なのが 栄養バランスの良い食事内容です。タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルの5大要素を効率よく与えてあげましょう。

 

栄養素それぞれの摂取バランスは、人間とほぼ同じですが、タンパク質を少し増やして脂質を減らしてあげるとベストです。具体的には、タンパク質25%、脂質15%、炭水化物60%が理想的です。

 

普段から総合栄養食と表示されているドッグフードを与えている場合には、栄養バランスがとれていますので深く考える必要はありません。「運動量が多いならタンパク質をプラスする」「関節が弱いならグルコサミンコンドロイチンサプリを」等といった考え方でOKです。

 

ただし、ドッグフードによってはなんだかよくわからない成分が入っているものが多いのも現状です。飼い主さんは、与えているドッグフードにどんなものが入っているのか、その成分はどんな働きがあるのか知っておく必要があります。

 

また、手作りドッグフードの場合には、ドッグフードに比べて栄養バランスを維持するのが難しいという側面があります。毎回しっかりと計算されているのであれば問題ありませんが、一種類でも足りない栄養素がありそれを長く与え続けると犬の健康に影響してしまう可能性もあります。大変ですが飼い主さんは十分注意してあげるようにしてください。

 

タンパク質の働き

 

タンパク質は、犬の軟骨、筋肉、皮膚、毛、ホルモンなどからだのあらゆる組織を構成しています。これは人間と同じでからだはたんぱく質によってつくられているといっても過言ではありません。

 

特に肉食動物である犬にとってタンパク質はとても大事な栄養素で、ドッグフードも「高タンパク」をアピールするものが多くなっています。筋肉質な犬、活動量が多い犬ほどたんぱく質を多く摂取する必要があります。

 

そして、量と同じくらい大切なのがたんぱく質の質。より良いものを与えるようにしてください。ドッグフードの場合はパッケージの裏面の栄養表示の確認、手作りの場合はなるべく新鮮な肉や魚を与えると良いでしょう。

 

また、可能であれば肉、魚、卵をバランスよく摂取できるような食事を与えることをお勧めします。栄養表示確認の際には、原料原産国チェックも忘れずに。

 

グレインフリーはダメなの?

最近、グレインフリーをセールスポイントにしている商品が増えいていますが、グレインフリーのドッグフードは愛犬を長生きさせるために大切なことなのでしょうか。

 

そもそも、グレインフリーとは、「穀物不使用」という意味で、玄米やトウモロコシ、大豆、小麦などが使われていないドッグフードのことを言います。

 

ではなぜ、グレインフリーがよしとされているのか。これは、グレインフリーに特別なメリットがあるわけではなく、グレイン(穀物入り)にデメリットがあるため、グレインフリーを求める飼い主さんが多いわけです。

 

穀物入りドッグフードのデメリットと言われているものは、大きく分けて二つあります。一つは、アレルギーを起こしやすいこと。そしてもう一つは、消化に時間がかかること。

 

この2点から考えると、皮膚炎などアレルギー性の病気を持っている場合や、お腹が弱いワンちゃんにはグレンフリーが適しているといえます。内蔵機能が低下した超高齢犬にも良いですね。

 

ただし、あまり言われていませんが、グレインフリーにはいくつかのデメリットもあります。例えば、穀物特有の腹持ちの良さが失われるため、よく食べるワンちゃんは物足りなさを感じることがあります。たんぱく質が不足すると痩せ気味のワンちゃんは特に栄養不足に陥ることがあります。また、価格が高いものが多いので飼い主さんの負担になることも。

 

上記のようなことから、グレインフリーを選ぶときは、メーカーのセールスワードに惑わされずに、ワンちゃんの状況を見極めて選んであげることをお勧めします。

 

参照サイト: 人気のグレインフリードッグフード | グレインフリー検証