犬に生肉は基本的にNG

生肉

 

最近では、生肉入りドッグフードの販売もありますが、 基本的に犬に生肉をあげるのはNGです。 「元々野生動物なんだから生肉もOKでは?」 という疑問もありそうですが、 犬が人に飼われるようになってからの歴史は長く、 昔と比べて食生活がかなり変わっているのも 知っておかなければいけません。 犬を長生きさせるためには加熱処理した食事を与えるようにしましょう。

 

犬の食生活の変化

人間はもともと肉食動物ではるか昔には、生肉をメインにしてい食べていました。しかし、人間が狩猟や移動目的で犬を飼うようになり、残飯を与えた結果徐々に雑食動物へと変わっていきました。今では、残飯も少なくなりドッグフードを与えることが増え、犬の寿命もかなり長くなっています。

 

また、少し前まで炭水化物はほとんど消化できない体質だといわれていましたが、今では犬でも炭水化物を消化できることが分かっています。

 

犬に生肉を与えてはいけない理由

生肉は、加熱された肉に比べて非常に消化が悪く、健康な犬でも与え続けることで内蔵機能が低下することがあります。体調が悪いまま放っておくと胃腸病などの生活習慣病になり、最悪命を落とすこともあるため注意が必要です。

 

また、豚、牛、鶏は生肉の中でも特に寄生虫がわきやすいので、少量であっても給餌はNGですので覚えておいてください。

 

どうしても愛犬に生肉をあげたいという飼い主さんへ

生肉には「犬の抵抗力を上げる」「太りにくい」「良質なたんぱく質を摂取できる」などのメリットもあるため、愛犬に与えたいと考えている飼い主さんも多いと思います。

 

もし、そのようにどうしても犬に生肉を与えたいというのであれば、馬肉と鹿肉を選ぶようにしてください。この2つは寄生虫が少なく栄養価が高いので、豚肉や牛肉に比べれば安全です。

 

与えるときは必ず食用のものを使うようにしてください。そして、安心できるメーカーのものを選ぶこと。できれば中国産や韓国産は避けた方がよいでしょう。

 

最初は少ない量から与え、慣れてきたら増やしてもかまいませんが、与えすぎには注意してください。与えた後、犬に変わったところがないか見ていてあげると安心です。

 

味の濃い手作りフードはNG

たくさんの犬

 

健康志向の高まりから犬のごはんを手作りしている方も多いと思いますが、愛犬が喜ぶからといって味が濃いものを与えてはいませんか?

 

これでは健康で長生きさせるために作ったごはんが意味のないものになってしまいます。塩分、糖分、脂肪分が多い食事は、内蔵への負担が大きく本来の機能を損ないます。

 

人間が食べるお味噌汁やお菓子。人間にとって大丈夫な塩分、糖分量でも犬にとっては大きな負担になります。

 

もし、人間のごはんの残りをあげている家庭があるならば、一旦お湯を流しかけるなどして味を薄くしてください。油が多いものはキッチンペーパーで油を抜いてください。肉じゃがや野菜炒めなどは玉ねぎを取りだすことを忘れずに。

 

味がないものを犬に食べさせることは、決してかわいそうなことではありません。犬を長生きさせるためにも、塩分、糖分、脂肪分には十分気をつけてくださいね。

 

愛犬を長生きさせる給餌量は?

子犬

 

愛犬に毎日与えるドッグフード。 「1日に何グラムあげるようにしていますか?」
という質問にすぐに答えられる飼い主さんは どれくらいいるでしょうか。

 

「いつもエサ用のボールに適当に入れている」 「愛犬が満足するまであげている」 という場合も少なくないようです。

 

犬には、人間と同じように 1日の最適な摂取カロリーというものがあります。 基本的には、体重が重いほど 必要なカロリーは高くなります。

 

ここをちゃんとしておかなければ、 食べすぎによる肥満や過少による栄養不良を起こし 長生きさせることができなくなるので要注意です。

 

ワンちゃんの適切な給餌量は、 エサが入った袋や缶詰に掲載されているので 分かりやすいと思います。

 

成犬であれば1度給餌量をはかっておけば、 後は専用カップで何杯か、 あるいはメモリを覚えておけば手間がはぶけます。 老犬になるとたくさん食べる必要がなくなるので、 7歳頃から少しずつ給餌量は減っていきます。

 

犬にキャットフードを与えてもいい?

犬と猫

 

犬にキャットフードを与える飼い主さん、いませんか? 実はこれ、犬の寿命を縮める原因の一つなんです。 特に、犬と猫を一緒に飼っている飼い主さんが やってしまいがちなので該当する方は注意しましょう。

 

犬にキャットフードはどうしてダメなの?

猫は、犬に比べて消費カロリーが高いため、 1食のカロリーが多くなっています。 そのため、犬がキャットフードを食べ続けると 脂肪がたまり栄養過多になります。

 

だんだんと太りだすので飼い主さんも気付くと思いますが、 放置すると肝臓病や腎臓病を引き起こします。

 

また、キャットフードは塩分が高いので、 胃腸や心臓に負担がかかりやすくなります。 心臓病の持病があるワンちゃんは特に気をつけたいですね。

 

ビーフジャーキーばかりあげていませんか?」にも書きましたが、 犬は塩分が高い食べ物が好きなのでキャットフードの味を覚えると ドッグフードを食べなくなってしまいます。

 

「うちのワンコはキャットフードが好きなのね」で終わらせず、 すぐに食べるのをやめさせドッグフードに戻してあげてください。

 

犬にキャットフードを与えることもある?

食欲不振による体力低下などでどうしても食べさせたいときに キャットフードを食べさせるという方法があります。 病院でもときどき勧められる方法なので量さえ守れば問題はありません。

 

年を取って嗅覚が弱くなりちょっと食べないだけですぐに体力が落ちる 場合などに効果的です。 また、病み上がりで体力をつけたいのに食事をとらないときなどにもおすすめです。

 

キャットフードにもカロリー表示があると思いますので、 ワンちゃんに与えるときはカロリーオーバーに注意してくださいね。

 

犬が好むからとビーフジャーキーばかりあげていませんか?

ビーフジャーキー

 

犬は味の濃いビーフジャーキーが大好物。そのため、飼い主さんにビーフジャーキーをもらえるとしっぽを振って喜びます。

 

愛犬の喜ぶ姿は飼い主にとってもとてもうれしいことですよね。しかし、愛犬にビーフジャーキーをあげすぎるのはNG。あくまでも「おやつ」ですから、ドッグフードに比べると栄養がほとんどありません。

 

栄養がないどころか、油や塩分、添加物が多く含まれているので、食べすぎるとワンちゃんの健康を損ねることになります。

 

塩分はガンの元とも言われますし、心臓病のワンちゃんにはとても負担が大きくなります。油分の摂りすぎは高血圧や肥満を引き起こします。また、添加物などの老廃物は涙やけの原因の一つといわれています。

 

ビーフジャーキーはどれくらいなら与えてもいい?

ビーフジャーキーを上げるのであれば、多くても週に2回程度。毎日あげるのはちょっと多すぎです。

 

個人的には、お金に余裕があれば価格の安いビーフジャーキーではなく、「無添加」や「ヘルシー」などと表示されているおやつを与えることをおすすめします。

 

ビーフジャーキーなどの人工添加物は、あげたらすぐに異変が起きるものではなく
積み重ねによって生活習慣病などを引き起こします。「たまにはいいか」が続くとそれが病気の原因としてどんどん大きくなりますので「犬が喜ぶからやめられない」という飼い主さんは、より健康によいお菓子に切り替えるという方法もあります。

 

ただし、犬の主食はあくまでもドッグフード。無添加のお菓子でも与えすぎには注意してくださいね。

 

ドッグフードを食べなくなるというデメリットも

最初にも書きましたが、犬は塩分が高い食べ物が大好物。ビーフジャーキーを与えすぎるとその味に慣れてきて、メインのドッグフードを食べなくなるというデメリットもあります。

 

ドッグフードを全く食べなくなるので、困り果てた飼い主さんがしぶしぶ毎日の主食をビーフジャーキーに変えてしまったという話も時々耳にします。

 

味覚が原因で一度ドッグフードを食べなくなったワンちゃんの食欲を元に戻すのはとても大変です。そういった意味でもジャンクフードの与えすぎはNGなので気をつけてあげてください。